2021.02.03 健康
大東市ヨガ講師が伝える大切なヨガ呼吸法
今回は天風哲学から学ぶ呼吸の大切さをお伝えします❣️
錬身抄より
(真健康を現実化し、世界平和を正しく協調せんと欲する人々のために!)
🌟生命に対する空気の重要性
生命を確保するのに必要なエネルギー
1.水 2.土 3.日光 4.食物 5.空気
⭐️このエネルギーのうち、空気の中から85%を要求している。
• 空気(酸素20.7%、窒素78.8%、炭酸0.04%、水蒸気0.74%、アンモニア、亜硝酸、オゾン、過酸化水素) その他、バクテリア・細菌類・塵埃が含まれる。
酸素―酸化作用(物質に酸素O2が化合する反応、水素H2を奪われる反応)を行う。
腐敗、発酵も酸素の作用。
窒素―呼吸に適するように酸素を希薄する作用がある。
オゾン(O3)ーO2(酸素分子)とO(酸素原子)の結合反応によって生成する酸化力の強い物質。高度10〜50kmにあるオゾン層のオゾンは、有害紫外線の吸収するフィルターの役割をする。酸化作用が強いので、バイキンを撲滅する作用がある。オゾンを多く含む空気は、健康上すごく良い。
炭酸・アンモニア・硝酸・硫化水素の有害物質やバイキンや細菌を多量に含む空気は
健康上有害なものである。
⭐️空気を、約12000L〜14000L/1日に、血液を完全に浄化する為に必要とする。
(肺が血液の洗濯を行う洗剤として)
故に、健康の為には空気を合理的に活用するのに「純潔清浄なる空気に親しむ」事✨✨が大事❣️
すると、空気を呼吸する作用がある肺と皮膚にも良い❣️
⭐️自己の体温より低温の空気は、
刺激反応で皮膚面の血液の循環と老廃物の排泄作用を促進し、肺機能も活発にする。
炭酸・アンモニア・硝酸・硫化水素の有害物質やバイキンや細菌を多量に含む空気は、活きとし活けるもの全てが行い、生命を活かしていくのに最も重要なもの。
一切の器官・機能は、呼吸と互いに関わり合い影響しあって、良くも悪くもなる。
⭐️呼吸だけは、数分でも行われなければ生きれない。
⭐️呼吸は、吸酸除炭の為に行う。
吸酸除炭―息を吸い込むと空気中にある酸素がその肺臓気胞の中へ吸入される。すると酸素が血液の中に送られ、動脈管内を循環し、各臓器機関の細胞が仕事をする際に発生した老廃物を燃焼する。言い換えると、消化、吸収、同化、排泄という新陳代謝作用を行う時に生ずる老廃物や不純物質を燃焼する。その時に発生した炭酸ガスを静脈管内に移し、肺臓へと送り込み、呼吸で体外へ吐き出すことをいう。
故に、動脈の血液は鮮紅色で、静脈管内の血液は鮮褐色(ドス黒い)である。
⭐️私たちは糖を燃やして生きています。そして糖を色々なものに循環させてエネルギーを作っています。するとそこに排泄物として、水素の原子(2H)と、一酸化炭素(CO)が出てきます。それを私たちの体は、除去するのではなく、呼吸によって、酸素(O2)を体の中に取り入れる。すると、O2の酸素原子一個が、水素原子(2H)とくっついて、水(H2O)となり、もう一個の酸素原子が一酸化炭素(CO)とくっついて、二酸化炭素(CO2)になります。
二酸化炭素は呼吸で外に出し、植物によって酸素に変わり、また体の中に入ってくる。
また、水は尿となって排出され、地にもぐり、植物の栄養になり、葉を茂らせ、また酸素になって、体に入ってくる。
呼吸によって酸素のエネルギーが体に入ってくるので、汚れた水や一酸化炭素が、自然と体から出て行く。
⭐️⭐️呼吸は、哲学的には、
生命を現実に活かすのに必須な活力(ヴリル)を、その命の中に充実させる特殊作用がある。この活力は、目に見えない思考、観念、能力を発現する精神生命の方面にまで力を与える。
以上のことを発見したのはヨーガ哲学で、精神生命や肉体生命に必要とされる能力の手段と方法を、古代から研究し、実践する。故に、を呼吸の哲学ともいう。
🌟ヨーガ呼吸法
生理現象に対してのみならず、より重大な人間の霊性の方面にまで、密接な相関関係があるとして事実に於いて証明し、信念して創られている。
霊的生命と物的生命との結合を具体化し、人間生命のもつ体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力を高め、それ以上の力に気付くことでもある。
理想的呼吸法
1、 完全呼吸法
自己調和法の体勢(肛門締め、肩の力を抜いて、丹田に力入れる)で、静か に長く、深く呼吸をただ無邪気に行う。又、長い時間するのではなく、一回3〜5呼吸ほど、新鮮な空気の場所でしばしば行う。朝起きた時と就寝直前には、必ず5〜10呼吸行う。肺腔内の全気胞に酸素を量多く送り込める。尚、肺結核患者は医師の診断を受けて気持ちいい程度で行う。
2、 浄めの呼吸
肺腔内を浄化清潔にする。各種の呼吸法を行う前後にすると効果UP。全気胞に刺激を与え、呼吸器官を整え、全身の機能を良くし、心身爽快になる。良い休養を肺臓、全身に与える。
3、 神経機能を積極化する呼吸法
神経系統の全機能を刺激して活発にする。活力の貯蔵所の神経叢から全神経系統に活力(ヴリル)を促進流入する。
4、 声帯及び咽喉部強化の呼吸法
強靭な喉と強く明るい声音を作る。
5、 イブキ法(息吹法)
呼吸筋、肺機能の促進、呼吸力を強調する。
6、 肺腔力の増進呼吸法(肺の抵抗力増進法)
肺胞を刺激して肺機能を促進する。
7、 肋骨筋肉の強靭化呼吸法
呼吸に大切な作用をする肋骨の弾力性を保つ。
弾力性たっぷりに動き、前後左右上下に膨らむ事で肺にフレッシュな空気をたくさん取り込み、リラックス効果や浄化作用が出来る。
8、 胸腔拡張の呼吸法
日常生活で狭窄されがちな胸腔を拡張させる。
9、 中枢神経の強化呼吸法
脊髄神経に良い効果がある。朝に4〜5回繰り返す。
10. 歩行の呼吸法
歩行に因る疲労を軽減する。まず、5歩位に1、2、3、4、5と吸息し、5歩で吐く。
次第に、8歩に吸息し、2歩止めて、8歩に吐きながら歩く。
11. 血液循環促進呼吸法
動脈血を身体の末端まで送り、静脈血を肺臓、心臓に完全に引戻して、酸素で充分に酸化する目的の為に血液循環を完全に行うもの。酸化燃焼する酸素を供給する合理的方法
以上、ヨーガ哲学が、数千年の歴史に残る健康の為の呼吸法である。
🌈古典ヨーガでは、呼吸法で神経を調える「調気法」とも呼ばれます。
ヨーガの根本構造は、体を調える体位法、神経を調える呼吸法(調気法)、心を調える瞑想法の三柱から出来ています。呼吸法は、心と体の橋渡しの働きもあります。
心と体と神経の働きを高めて、人が元々持っている潜在的な資質や能力を最大限に発揮して生きてゆく方法を追求し、心身を完全な健康状態へと導く為の技法であるヨーガ呼吸法はとても大事です❣️
最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました😊
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